勉強は何のためにするのかの個人的最適解

その日、駅前でのちょっとした用事を済ませるべく駅に向かった。

ただ、本当にちょっとした用事のために駐輪場にわざわざ停めるのはお金が勿体ない。そんな使われ方をしては100円が泣いてしまう、浮かばれない。

だからこういう場面では、大きめの駐車場を持つ駅前のコンビニの隅に停めている。

いざ駅へ行かんという時に肩を叩かれた。イヤホンを外して応じてみれば『自転車停めてどこ行くの?』とのこと。

その女性はコンビニの制服こそ着てないけど言動的に私服店員だろう。

僕はこういう時のために、近くの銀行を指さして『銀行にお金下ろしに行ってからコンビニ行こうかなと思って』という言い訳を用意してる。それを頭の隅から咄嗟に引っ張り出した。

すると女性は『こんな時間に?』と顔をしかめる。時計を見れば朝8時半。女性は『コンビニは駐輪場じゃないんだけど』と続ける。

怖い顔だった。こういう時の機転の悪さを恨みつつ何も言えなくなった僕はコンビニへ引き返した。


上はとても悪い例だけど、僕はなにか問われた時のために回答を用意しておくことは少なくない。

実際にされた質問を後から考えたり、『もしこれを言われたらなんて言おう』って能動的に考えたり、あるいは僕自身が疑問に思ったことを考えたり、そういう時にたどり着いた回答をなんとなくうろ覚えしてる。

塾の講師をやっていたこともあって、『なんのために勉強するの?』と訊かれる場面は何度もあった。

回答はその時々の僕の生活スタイルやハマっているものなどによって何度か変遷を経ている。

回答1学歴が頭の良し悪しを計るモノサシとして一番広く普及してるから(頭良いって思われたり学歴ある方が得な場面が多いのは言うまでもない)

回答2入学難易度高めの学校の方が低めの学校よりも面白い人に出会えて親密になれる可能性が高いから

回答3人生が豊かになるから

回答4より多くの人の話を理解できるようになるから

と言った具合だ。

3と4は最近思うことなんだけど、3は広義すぎて少しズルい気はするし、嘘も入ってる気がする。

勉強を突き詰めてしまった人は―――少なくとも僕の周りでは―――不幸そうな人が多かった。(ただ、件の質問をするようなタイプの子は突き詰めて勉強したりしないとは思うけど)

というわけで、1番最近は4に落ち着いてた。

  1. 何かをする時に、より多くの人の意見や考えを聞けた方が良い方へ転ぶことが多い
  2. だけど、頭のいい人は難しい言葉や内容を使うことが多い
  3. だから、自分もある程度頭のいい人の言うことが理解できるようにした方がいいそのためには勉強が必要

という理屈。

ただ、今こうやって字に起こしてみるとこの回答に当てはまりそうな対象は狭い気がしてくる。

なので、僕は心底4のように思うんだけど、結局質問者のタイプとか質問者自身の勉強するメリットとかを考えると、塾講師時代に答えてた回答1が最適解なのかも。

まぁそもそも大抵の場合では『勉強したくない』の言い換えが『なんのために勉強するの?』だったりするから、したくないならしなければいいだけの話なんだけれども。僕もあまり勉強してこなかったし。

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